虫歯や歯周病を事前に予防?唾液検査で口の中を知る

こんにちは!あるいはこんばんは!!きたむら歯科クリニックです。

質問ですが、皆さんは歯磨きを1日に何回されますか?

食事のたびに毎回磨きます!
仕事があるため日中は磨けない…
朝起きた時に磨くのみなど
歯磨きの回数は人によって様々のようです。

ただ、自分では食事のたびに毎回磨いているのに
歯科検診に行くたびにむし歯が見つかってしまう…

甘い物には気をつけていてもむし歯ができやすい…
家族の中でもしっかり磨いている私の方がナゼかむし歯ができやすい…

という方もおられます。

どうして歯磨きをしていてもむし歯ができてしまうのか・・・・

元々の歯の質が弱いから?
親もむし歯が多かったから遺伝で仕方がないのかな?
自分はそういう運命だから……

と諦めモードの方も多くおられるのではないでしょうか?

事実、念入りに磨いているのにむし歯になってしまいやすい人、
なりにくい人がいらっしゃいます。

「ガーン(*_*)えっ?そうなん?ならどうすることできひんやん( ゚д゚)」

でも嘆かないでください!!
どうしてむし歯になってしまいやすいのかを
知ることができる方法があるんです!!

それが『唾液検査』です!!
今回は唾液検査についてお話しさせていただきます。

 

唾液検査って?

唾液の成分を分析することで、お口の中の様々の状態がわかります。
むし歯菌が口腔内に多いのか、または別の理由からむし歯になりやすいのかを知ることができます。
新たにむし歯を作らないための、リスク回避の方法もお伝えできます。

また、むし歯リスクだけでなく、

歯周病リスクも知ることができます。

歯周病はむし歯と違って、初期の段階では痛みの症状はほとんどありません。

歯磨き時の出血や、歯ぐきが痩せてきた。
以前より歯が長くなったように感じる。
このようなシグナルに気づかずにいると
自分でおかしいと感じた時には、
かなり進行していることがほとんどです。

 

自分で気付けないことに気付き
自分に合ったお口の健康を守る方法を知ることができるのが、

唾液検査です!!

やり方もとても簡単で、
この唾液検査から測定できるのは6項目あります。

 

検査項目

歯の健康に関する項目

 むし歯菌

この項目では、むし歯原因菌の活性度を測定できます。
活性度が高いと、菌が活発に活動していることを表します。
むし歯がある方でも、菌が活発に活動していないと、数値は小さくなります。

 酸性度

この項目では、歯が溶けやすい状態かを測定します。
口の中は、通常は中性に保たれていますが、飲食により酸性に傾きます。
酸性に傾くと、一時的に歯が溶けた状態になります。

ダラダラと飲食していたり、酸性度の高い飲食(炭酸飲料など)を好む傾向にあると
常に口の中が酸性状態で、歯が溶けやすくなりむし歯リスクが上がります!

 緩衝能

酸性に傾いた口の中を中性に戻す力の作用を測定します。
飲食などの影響で酸性になった口の中は、唾液が中性に戻す役割を担ってくれています。
酸性に傾いて溶けた歯も、その時に戻ります。

これを緩衝作用と言います。
緩衝能が低いと中性に戻る力が弱く、溶けた歯が元に戻りづらくなります。

 

歯ぐきの健康に関する項目

 白血球

歯ぐきに炎症が起こっているかを測定します。
菌の繁殖などで歯ぐきや口の中にダメージを受けると炎症が起こり、白血球が増えます。

 タンパク質

歯周病などで口の中が出血した場合、血液中のタンパク質が口腔内に混ざり込むことになります。
また、増殖した細菌が産生するタンパク質も増えます。
口腔内のトラブルの指標になります。

 

口腔清潔度に関する項目

 アンモニア

アンモニアの数値は口のキレイ度を表す指標となります。
アンモニアが多いと口の中の細菌も多い傾向にあり、口臭も強くなることがあります。

 

( ^∀^)☆興味深い項目も多かったのではないでしょうか?☆

自分の事だけど知らなかったことを知ることで、
お口の中の健康の新たな予防のアプローチが出来るようになります!
それぞれにあった予防の方法をご提案させていただくことも可能です!

今だけでなく、1年後・5年後・10年後と先の未来を見据えて予防することで、
いつまでも自分の歯で自信を持って過ごしていただけます。

ぜひ、一度唾液検査を受けてみてください!!

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